2012.10.10 Wednesday
秋のテレビ『ゴーイングマイホーム』
是枝監督の作品は、『歩いても歩いても』がとても良くて、期待してました。
昨日は2時間スペシャルだけれど、もう、好きな所が有り過ぎて、映画なら2時間で終わりだけれど、これからずっと見れるンだと思うととても嬉しい!!
父親が旅先で倒れて急遽集まる家族、主人公である長男と、母親と姉夫婦。
すぐにどうこうなるという事態では無いと知ってからの、みんなの普通の会話がなんとも面白いし、そうそう、意外とこんな話してるよね・・と思い当たって、ニヤニヤしながら見てました。
病院の付き添いだって、『和歌の教室』があるから、その日は駄目と言うお母さん。
そうだよね、いつまで入院が続くのかどうか判らない時って、そんな感じだよね・・とか、(まだ亡くなっていない)父親が亡くなった後、一人残された母親の世話をどちらがみるか、お互い相手に押し付けようと、「あんた車買ってもらったでしょう」とか、「住宅の頭金出してもらっただろう・・」なんて言い合って、と描き方によっては、私の苦手な嫌〜な場面も、さらっとしてるというか、お互いの親密さが却って感じられて、嫌じゃない。
そして、広告代理店に勤める主人公の妻は、フードスタイリストで、娘のお弁当も、毎日セッティングして写真を撮っていたり、思いついて新しいメニューを作ったりしているのだけれど、その家とか、オープンキッチンが、素敵なものばかりなんだけれど、変にシンプルすぎず、様々な道具やザルやかご等があちこちに置かれていて、それもまたリアルでイイナと思いました。
テレビに出てくる素敵なお部屋は沢山あったけれど、こんなにモノが沢山ぎっしりあって、なおかついい感じってのがリアルだな・・と。
だって、フードスタイリストをやっていたら、道具やらなんやら、モノは沢山あるはずだから。
そして、仕事の際の大荷物!!
それを入れる和のカゴも、持ち手を藍染め風の布でカバーされていて、これまた手が入っていてるようで、イイナ!!
お話も、面白そうで、これからが楽しみ!!
『クーナ』というのは、昏睡中のお父さんが探していたらしい、謎の生き物。
「世界は見えてるものだけで出来ているンじゃない・・」というのが、テーマらしいので、これからストーリーのポイントになってくるのでしょうね。
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